こんなことってあるんだろうか?夫婦の茶碗が割れた数日後、
夫婦茶碗と湯のみとお箸の贈り物が届いた。大学時代の恩師であり
上司である先生から。もちろん、わが家の食器が割れたことなど
知るはずも無い。結婚のお祝いに送ってきてくださった、
丁寧なお手紙もついていた。感謝の気持ちで胸がいっぱいで、
おもわず涙が出そうになった。大学勤務時代、体調を崩したとはいえ
この恩師の退官1年前に辞めてしまった私。その後、ずっとずっと
しあわせだったけれど、心の何処かでいつも引っかかっていた
「先生が退官されるまでは勤めさせていただくべきではなかったか」
辞めてからは、担当させていただいたお三方の先生が、何度も
夢に出てきては、私は謝っていた。
一番お世話になったこの先生だけはどうしても、年賀状も出せなくて
唯一、音信不通になってしまっていた方。でも今年、ジョージが
産まれてやっと「あぁ、この道でよかったんだ」と思えた気がした。
ずいぶんと身勝手でわがままな解釈だけれど、そう思ったのだ。
そうしたら先生に年賀状を出させてもらおうという気持ちになって、
思いきって出してみた。そうしたらすぐに年賀状を返してきて
くださって「幸せになっていて嬉しい」と葉書の余白いっぱいに
文章を書いてきてくださった。それだけでも嬉しかったのに、
このようにお祝いを送ってきてくださったのだ。
添えてくださったお手紙には「どうしているのか心配で、何度も
ご実家にお電話をしていた」とも「年賀状が本当に嬉しかった」とも
書いてくださっていて、最後に「いつかまたお会いしましょう」
と書いてくださっていた。ずっとずっと心に引っかかっていた重しが
少し軽くなって、今度は感謝の気持ちがずっしりと重く感じた。
新しい心の重み、嬉しい重み。ありがとうございました。



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